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こころコラム

Vol.36 介護職の人が心がけるべき「腰痛」予防&解消法は?

介護職を長く続けていくために、身体の管理はとても大切です。

特に気をつけたいのが「腰痛」です。
介護職の人には、業務中の負担から腰痛を起こしてしまう方が多いものです。

今回は、介護職の人が心がけておきたい腰痛の予防法と対策についてご紹介します。

介護をする上で心がける腰痛対策

腰痛にならないためには、正しい介護方法、身体に負担の掛からない介護方法で、介護を行っていく必要があります。
特に以下のようなことを心がけましょう。

・介護ベルト、手すり、車椅子などを積極的に活用する
利用者の方の身体を運んだり持ち上げたりといった力作業は、その時は大丈夫だと思っていても、徐々に疲労が蓄積され腰痛の原因となります。
介護ベルトや手すり、車椅子などを積極的に使い、身体や腰への負担を常に軽減させていく心がけが大切です。

また、力を使う介護は、できるだけ2人以上で行うようにしましょう。

・同じ姿勢を続けない
食事や入浴などの際にずっと同じ姿勢で座り込み介護を行っていると、腰痛を引き起こす大きな原因となります。
少しずつ姿勢を変えて介護を行うように意識してください。また、座るよりも立っていた方が腰に掛かる負担は少なくなります。 食事時はベッドの高さを上げるなど、できるだけ立って介護ができるよう工夫したいですね。

・休むときは休む
長時間休みなく働いていると、どうしても腰への負担が蓄積されていきます。
疲れが溜まっていると感じたら、時には休みをもらって身体を十分休ませることも腰痛にならないためには大切です。

腰痛に効く栄養素を摂る

栄養素を摂取して腰痛を解消、緩和させるのも一つの方法です。

腰痛解消に効果が期待できる栄養素としては、カルシウム、ビタミンB群(ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12)、ビタミンEなどが挙げられます。
腰痛を解消させるだけでなく、カルシウムには骨自体を強くする効果が、ビタミンには新陳代謝の向上や疲労解消などの効果もありますので、介護職の方は特に積極的に摂取しておきたいところです。

なかなか料理に手間が掛けられないといった方は、サプリメントなどを活用するのも良いでしょう。

腰痛解消に役立つストレッチ

ストレッチも腰痛対策になります。
腰痛を解消に役立つストレッチはいくつかありますが、その中でおすすめなものを一つご紹介します。

まずは背筋を伸ばし、足の裏はしっかりと地面につけ椅子に座ります。
次に右手で椅子の背もたれを握り、左手で右足のふとももを握ります。
そうしましたら、その状態で後ろを振り向く感じで、身体を90度くらい右側に捻っていきます。
右側が終わったら、次は左側に捻る形で数セットこれを繰り返しましょう。

このストレッチは、椅子など座れる場所があればどこでも手軽にできるのでおすすめです。
仕事の合間などに活用してみましょう。

いかがでしたでしょうか。
介護職の方は、仕事柄腰に負担がかかりやすいものです。
放っておくと重度な腰痛となってしまうケースもあるため、積極的に腰痛対策を行っていきましょう。

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