こころコラム

Vol.07 一番はやりがい? 他の仕事では味わえない介護職の魅力

日本の高齢化社会が進んできている一方で、介護職という職業が世の中から注目を集めています。

これから介護職のニーズはどんどん高まっていくことは間違いありませんが、そこで気になってくるのが介護職という仕事の魅力です。
介護職という職業にはどのような魅力があり、またどのような時にやりがいを感じられるのでしょうか?

嬉しいことと悲しいことの両方がある

介護職では例えば訪問介護であっても、老人ホームなどで介護をする場合でも、仕事上必ずお年寄りの方との出会いがあります。
もちろんそのお年寄りの方たちも人間ですから、性格はさまざまです。

あまり友好的ではない方もいれば、コミュニケーションを密にとってくれる方もいることでしょう。
特に後者の方に出会えた場合は人の温かみに触れられるので、その点が非常に魅力的な部分であるといえます。

また介護職の場合は相手がお年寄りとなるわけですから、あまり経験したくはありませんが、別れの場面に接することも当然ながらあります。
特に仕事を初めたての頃にそういった経験をすると悲しい気持ちばかりが募ってしまうかもしれません。
しかしそういった経験によって「今自分がケアしているお年寄りにもっと満足してもらえるような介護をしよう
と、介護という仕事への意欲を高める糧にすることもできます。

こういった経験はなかなかサラリーマンやOLさんではできないので、介護職の魅力の1つであると言っても良いでしょう。

「ありがとう」と言ってもらえる

「ありがとう」と言ってもらえることは普通の仕事をしていても多少はありますが、実はそんなに多くないですよね。
しかし介護職は自分が介護をした人から「ありがとう」と感謝の言葉をもらうことが頻繁にあります。

介護職は辛い仕事であるといわれることがあります。
汚物処理をしたり体力的にきつい仕事をしたり、時には被介護者から傷つくような言葉を直接言われることもあるでしょう。

しかしそれらを乗り越えて最後に患者さんから「ありがとう」と言われた時には「介護職をやっていて良かった」というやりがいを感じることができます。
「この人のために頑張ってきて良かった」という気持ちにさせられる瞬間でもあります。

被介護者にとって介護職は必要な存在

また被介護者にとって介護職の方は無くてはならない存在です。

被介護者は介護してくれる人がいなければ1人でトイレに行ったりすることもできません。
そのような人たちのお世話をしているわけですから「自分がいないとこの人たちはダメになってしまうんだ」という使命感が湧いてきて、仕事に対する充実感と生きがいを感じることも時にはできることでしょう。

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