こころコラム

Vol.03 介護職がストレスと上手く付き合っていくためには?

介護職は「感情労働」とも呼ばれているストレスの多い仕事、やりがいがある一方で現場は肉体的に辛いだけでなく、時には人の死と向き合わなければならないこともあります。
そのため仕事中に受けるストレスを上手くコントロールすることが、介護職の仕事をする上では何よりも重要になってきます。

そこで今回は「介護職がストレスと上手く付き合っていく方法」についてお教えしたいと思います。

ストレスとどう付き合っていけばいいのか

ストレスを撃退するには、まず自分のストレスに気付くことです。
「介護職はこういうものだから仕方ない」と環境に慣れていまい、これが普通だという考えになってしまう方も多いようです。
ストレスだと気付かないでいると、肉体的・精神的に体を壊してしまいます。

自覚したら以下のことをしてみましょう。

ストレスと付き合っていくためのポイント

○毎日自分なりのリラックスできることを
読書や散歩、ストレッチなど簡単にできることを空いた時間でやってみましょう。
忙しい方でもできるので、このような自分なりのリラクゼーションを見つけておくと良いです。

○周りからのサポート
リラックスする時間がとれても、ストレスが完全になくなることはありません。
やはり辛いときもあります。
溜めこんでしまう前に、相談しやすい友人や知人・同僚に話をしましょう。

○睡眠時間の確保
睡眠時間の確保は、シフトによっては難しい日もあると思います。
夜勤明けなど、疲れているけれど明るい時間には寝られないという方もいます。

寝るためにアルコールを入れると、浅い眠りにしかならないので注意が必要です。
1日に6時間程度確保できれば十分ですが、忙しくてそこまで確保できないという方は休憩の時間に仮眠を少しとるだけでもスッキリすることができます。

○頑張り過ぎないこと
頑張ることはもちろん大切なことですが、頑張り過ぎてはいけません。
出来ないことは出来ないとはっきり言う勇気が必要になります。

職場や勤務体制によっては難しいことかもしれませんが「出来ないことを無理にやった結果、事故を起こしてしまった」なんてことになるより、他の方にお願いをした方が良いに決まっています。
失敗についてはどの程度失敗をしてしまったかによりますが「なぜ失敗したのか」「問題はどこにあるのか」それらをきちんと見つけることが大切になります。

そしてその失敗をどう取り戻して解決をするか考えた上で、いつまでも引きずらないようにしましょう。

以上、介護職がストレスと上手く付き合うためのポイントをお伝えしました。
ストレスとの付き合い方に悩んでいる介護職の方、参考にしてみてはいかがでしょうか。

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