介護職の仕事は非常に厳しく「趣味に費やす時間など無い」というイメージを持っている方も多いようですが、実際に現場で活躍している介護職の多くは習い事をしたいと考えています。
というのも職場を離れた習い事であっても、現場で生かせる技能の習得につながるものもあるため、趣味を選べば仕事のスキルアップができるからです。
介護職に限らず、多くの女性は習い事をすることで仕事に良い影響が与えられると考えています。
たとえ趣味の内容が直接技能向上につながらないとしても、自分らしい生活を送り、
ストレスを解消することは人生品質(QOL)に少なからず影響をもたらしてくれることでしょう
趣味の範疇で働く女性に人気となっている習い事の1つとして、日々の疲労を癒してストレスを押し流し、心身を活性化する方法として愛好されているヨガ(ピラティス)が挙げられます。
その他にも「フィットネス及びジム」「楽器演奏」「料理」などが挙げられますが、日ごろから仕事関連の勉強や実習、研修に追われている介護職には、 このような身体を動かして無心になれる趣味がピッタリであるといえるでしょう。
こういった趣味的な習い事と並んでお勧めしたいのが、キャリアアップをするための資格が取得できる習い事です。
例えば介護職が取得しておくと便利な資格としては以下のようなものがあります。
ホームヘルパー
高齢者コミュニケーター
ケアマネジャー
介護事務
ガイドヘルパー
介護予防運動指導員
JAA介護アロマコーディネーター
今挙げたものの中には介護職の仕事をする上で必要となる資格などもありますが、趣味と実益を両立できるものということで考えると、この中ではアロマ関連の資格がお勧めです。
「JAA介護アロマコーディネーター」とは「日本アロマコーディネーター協会(JAA)」が発行しているライセンスで「介護アロマテラピー」という、
介護に特化したアロマテラピーの知識と技術を持つ人に与えられる資格となっています。
アロマセラピーには介護の現場でのさまざまな可能性が期待されているため、近年では介護職向けにアロマセラピーの講座が企画される機会が増えているようです。
人は高齢になるにつれてさまざまな機能が低下していってしまいますが、5感の中で嗅覚は比較的機能の低下がゆるやかであるといわれています。
さらに高齢者がアロマテラピーを受けることは、ただ香りを楽しむだけでなく、その人の心身に精油の作用をもたらして嗅覚の機能を向上させる効果もあるといわれています。
またアロマオイルを使ったオイルトリートメントをすれば、手と肌が直接触れる
「タッチセラピー効果」により、介護者と被介護者のお互いが心地良くなれることでしょう。
日常的に目的に応じたアロマを使用してアロマセラピーの練習を行えば、自身のストレス軽減にも
役立つはずです。
疲労やストレスが蓄積していると感じている方は、お勧めなのでぜひアロマの勉強を始めてみて頂ければと
思います。