訪問介護員(ホームヘルパー)とは「1人で生活をしている高齢者」もしくは「普段在宅介護を行う家族が外出したために一時的に1人になっている高齢者」の自宅に訪問をして、
高齢者の介護をしたり生活のサポートをしたりする職業のことです。
訪問介護員は勤務中に「食事の準備」「排せつの介助」「入浴の介助」などの高齢者の生活全般をサポートする業務を行うため、1人で生活をすることができなくなった高齢者の方たちにとっては、
訪問介護員はとても頼もしい存在であるといえるでしょう。
また訪問介護員には大きく、利用者の自宅に数時間滞在してサービスを提供する「滞在型」と、勤務時間内に十数軒の自宅を回っていく「24時間巡回型」の2種類があります。
今回はその中から「滞在型」の訪問介護員の1日についてご紹介していきたいと思います。
「滞在型」の訪問介護員は、さらに働き方によって「常勤ヘルパー」と「登録ヘルパー」の2つに分類することができます。
それではまず「滞在型」の中でも、正社員や契約社員といったフルタイムの勤務形態で働く、常勤ヘルパーの1日の例を見ていきましょう。
8:00~
・出勤
・事業所で訪問の準備をして出発
9:00~
・1人目の利用者の自宅に到着、自宅内で生活支援
・その後2人目の利用者の自宅へ出発
11:00~
・2人目の利用者の自宅に到着、自宅内で生活支援
(この時間帯は昼食の調理や食事介助をすることが多い)
12:00~
・一旦帰社し、お昼休憩
・休憩中に職場の仲間と情報交換
・その後3人目の利用者の自宅へ出発
14:00~
・3人目の利用者の自宅に到着、自宅内で生活支援
・その後4人目の利用者の自宅へ出発
15:30~
・4人目の利用者の自宅に到着、自宅内で生活支援
(この時間帯は夕食の調理や入浴介助をすることが多い)
17:00~
・帰社
・事業所で報告書の作成、提出をして帰宅
続いてはパートタイマーなどの勤務形態で働いている、登録ヘルパーの1日を見ていきましょう。
10:00~
・自宅から直接1人目の利用者の自宅へ出発
10:30~
・1人目の利用者の自宅に到着、自宅内で生活支援
12:00~
・一度自宅に帰宅し、お昼休憩
13:00~
・2人目の利用者の自宅へ出発
13:30
・2人目の利用者の自宅に到着、自宅内で生活支援
15:00~
・業務終了、自宅に直接帰宅
今回ご紹介したのはあくまで一例となっていますが、登録ヘルパーはフルタイムで働く常勤ヘルパーに対して、勤務時間が短かったり自宅から直接向かうことができたりと、比較的自由に働いていることがわかります。
そのため、しっかり働いてお金を稼ぎたい方は常勤ヘルパーとして、そして主婦の方など自分の都合に合わせて臨機応変に働きたい方は、登録ヘルパーとして働くようにすると良いでしょう。